12月17日、日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議がホテル・オークラ東京で開催された。
インドネシア(ジョコ・ウィドド大統領)、ブルネイ(ボルキア国王)、フィリピン(マルコス大統領)、シンガポール(リー首相)、ベトナム(ファム・ミン・チン首相)、マレーシア(アンワル首相)、ラオス(ソーンサイ首相)、カンボジア(フン・マネット首相)、タイ(セター首相)と、ASEAN10か国のうちの9か国首脳が参加。クーデターで軍事政権が実権を握るミャンマーは欠席。開催国の日本は岸田首相が出席した。
タイのセター・タウィーシン(Srettha Thavisin)首相
――2023年8月首相就任。
<12月15日:帝国ホテル>
ベトナムのファム・ミン・チン(Pham Minh Chinh)首相
――2021年4月首相就任。
<12月16日:ホテル・ニューオータニ>
ラオスのソーンサイ・シーパンドン(Sonexay Siphandone)首相
――2022年12月首相就任。
<12月18日:JETRO本部>
カンボジアのフン・マネット(Hun Manet)首相
――2023年8月首相就任。
<12月19日:経団連会館>
首相就任から4か月で来日したフン・マネット氏。46歳と若い。
以上、5点の写真撮影:©KazunoriShirouzu
かつてASEANは日本にとって“オアシス”のように居心地のよい存在だったが、近年カンボジアやラオスのように中国との関係が濃くなった国がある傍ら、他のメンバー国も年々中国との経済関係を深めつつある。
今後も経済成長の潜在力を感じさせるASEANだが、米国と中国の対立問題からは距離を置く一方で、日本との距離感も微妙になりつつあることが会合の場で実感できた。
今回は9か国の首脳が一斉に集まったため、全体会合以外の個別会合では日程が重なるケースも多く、すべての会合に参加できなかった。
(記・白水和憲)