“グローバルサウス”とは単なる流行語か?

最近の国際会議では“Global South(グローバルサウス)”というキーワードが頻繁に登場する。 しかし、分かったようで分からないまま議論が進んでいる。G7やBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南ア)のように […]

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香港のネオンをふたたび灯そう ―― Sylvia Chang

“100万ドルの夜景”として世界的に有名だった香港のネオン看板が、この4~5年で9割も姿を消していた。 ガラス管のネオン看板が建物の壁から道路の真上まではみ出し、空さえ遮ってしまいそうな光景は、まさしく香港の象徴的な風景 […]

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2023年12月、ASEAN首脳9人の同時来日

12月17日、日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議がホテル・オークラ東京で開催された。 インドネシア(ジョコ・ウィドド大統領)、ブルネイ(ボルキア国王)、フィリピン(マルコス大統領)、シンガポール(リー首相)、ベト […]

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インド中央銀行総裁のスピーチ「Emerging India」(11月9日、東京)

Emerging India : A Land of Stability and Opportunities 基調講演(英語) (2023年11月9日 於:東京商工会議所)   Shri Shaktikanta […]

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日本・ミャンマー合作映画『血の絆』、再上映会

2023年7月から10月にかけて国立映画アーカイブ(東京・中央区京橋)で追悼企画「逝ける映画人を偲んで 2021-2022」上映会が開催中。85作品(72プログラム)、100名以上の映画人の業績を回顧・顕彰している。 国 […]

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インド独立記念日(8月15日)

1947年8月15日、インドは英国の植民地から独立した。インドはヒンドゥー教主体の国として、一方、前日8月14日にはムスリム(イスラム教徒)の国としてパキスタンが分れて独立している。 近年、反英独立闘争において「インド国 […]

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パキスタン独立記念日(8月14日)

1947年8月14日、パキスタンは英国植民地からの独立を勝ち取った。翌8月15日に独立したインドより1日早かった。同じ英領インドから分離・独立したインドとパキスタン。対等の兄弟国家としてスタートしたものの、76年経った今 […]

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中国に侵食されたカンボジア 日本の援助案件は霞む一方か

経済発展に向けて全土でインフラ開発が進むカンボジアだが、重要プロジェクトを牽引するのは中国。この四半世紀、カンボジアは政治も経済もまるで中国の属国と化したかのような緊密ぶりだ。 2022年11月、カンボジアで初めての高速 […]

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印Tamil Nadu州首相来日、日本企業への投資誘致をアピール

この5月、南インドのタミル・ナドゥ(Tamil Nadu)州のM・K・スターリン(M.K.Stalin)州首相が来日。5月29日、帝国ホテルで交流会が開催され、参加した多くの日本企業を前にTN州への投資誘致を力説した。 […]

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海外逃亡中のタクシン元タイ首相、香港に現れる

 タクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra、73歳)は元タイ首相。権力闘争に敗れ、汚職罪で有罪となり実刑判決が下った。しかし、服役を断固拒否、2008年から国外逃亡中の身となった。毀誉褒貶に満ちた人物だ […]

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ベトナム国会、フック国家主席を解任

 ベトナム国会は1月18日、グエン・スアン・フック(Nguyen Xuan Phuc)国家主席の解任を決議した。その前日(17日)にはベトナム共産党がフック氏の政治局員、中央委員、国防安全保障評議会議長からの解任も決定し […]

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マレーシア政治の頂点に立ったA・イブラヒム

 アンワル・イブラヒム(Anwar bin Ibrahim)が悲願のマレーシア政治のトップに立った。  本HPでは同氏の動向について2018年11月2日「アンワル・イブラヒム、20年ぶりに復活」、2020年6月30日「混 […]

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国外逃亡のスリランカ大統領、後任も同じ穴の狢か

 国を私物化したスリランカのゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が7月13日未明、国外逃亡した。逃亡先は、モルディブ経由のシンガポール。どうやら兄で元大統領・首相のマヒンダ・ラジャパクサ氏もモルディブで合流し同じ飛行機(サウジア […]

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日印協会が会長人事を刷新、森喜朗氏から安倍晋三氏へ

 日印協会(The Japan-India Association、1903年設立)では会長及び理事長の交代が行われる。  第7代会長の森喜朗氏(2002年~2022年)が退き、第8代会長として新しく就任するのが安倍晋三 […]

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パキスタン首相に就任した元首相実弟、「いつか来た道」へ

 4月11日、パキスタンでは最大野党PML-N(パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派)党首のミアン・モハンマド・シャバズ・シャリフ氏を第23代首相に選出した。S・シャリフ氏は過去3回の首相経験者ナワズ・シャリフ氏の実弟 […]

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いにしえのキエフはどこに

 かつてウクライナを訪れた古い記憶をたどっても、現在のキエフ(ロシア語でКиев、ウクライナ語ではキーウ Київ)の惨状が信じられない。  チェーホフが『桜の園』『三人姉妹』を執筆した場所として有名なクリミア […]

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インドシナ半島分断の一里塚か、ラオス中国鉄道の開通

 2021 年 12 月 3 日、ラオス中国鉄道が開通した。ラオスの首都ビエンチャンから中国国境ボーテン経由で中国雲南省昆明まで延びる。ラオスにとっては初の長距離鉄道となる。  ラオスと中国の両政府が鉄道建設プロジェクト […]

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パキスタン「原爆の父」カーン博士死去

 10月10日、パキスタン「原爆の父」A.Q.カーン博士が首都イスラマバードの病院で死去した。85歳。地元紙Dawnによると、カーン博士は8月下旬に新型コロナウイルス感染で入院、いったん退院したものの、今月9日に体調を崩 […]

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パキスタンの内患外禍、アフガン問題で複雑化

 2001年11月にアフガニスタン国土の片隅に放逐されたはずのイスラム原理主義過激派組織Taliban(※)がこの8月15日、首都カブールを制圧し、全土掌握を宣言。イスラム原理主義に基づく暗黒の統治が20年ぶりに始まる。 […]

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蜜月ぶりが際立つカンボジアと中国、はじき出されるのは日本か

 中国は近年、「一帯一路」政策遂行の上でもカンボジアへの入れ込み方が半端ではなく、貿易・投資両面での進出が加速している。中国南部の雲南省がラオスと国境を接するが、そのラオスの南側がカンボジアである。中国はこの雲南省・ラオ […]

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ベトナム新体制はチョン書記長、フック国家主席、チン首相

 2021年1月31日、ベトナムでは第13期共産党大会でグエン・フー・チョン書記長が再任された。1976年南北統一以後では初めて3期連続の書記長となる(1期は5年)。1944年生まれ、77歳。  また、第14期第11回ベ […]

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ミャンマーで軍事クーデター、国軍がスーチー氏を拘束

 2月1日早朝、ミャンマーで軍事クーデターが勃発。国軍は同国トップで国家顧問兼外相のアウンサン・スーチー氏を首都ネピドーで拘束。国家緊急非常事態宣言を発し、ミン・アウン・フライン国軍総司令官が全権を掌握した。ウィン・ミン […]

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“インドITの父” F・C・コーリ氏 亡くなる

 インド・ソフトウェア産業の草創期に颯爽と登場し、以後も長くインドITをけん引したファキール・チャンド・コーリ(Faqir Chand Kohli)氏が先月の11月26日に亡くなった。96歳だった。“インドITの父”とし […]

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アメリカから“イスラエル承認”を迫られるパキスタン

 パキスタンのイムラン・カーン首相が「イスラエルを承認するようにとアメリアから大きな圧力を受けている」とミドルイーストアイ※1に語ったと全国紙DAWNが11月17日に伝えた。 (※1  Middle East […]

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反体制デモがタイ3大安定要素(王室・軍・仏教)の一角に向かう

 10月22日、タイ政府は非常事態宣言(対象は首都バンコク)による集会禁止措置を解除した。「5人以上の集会」や「国家の安全を脅かす情報の流布」を禁じ、前日(21日)までに50人以上が逮捕されていた。反体制派は引き続き、プ […]

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先細りの先は途絶か、日本の台湾人脈

 李登輝氏(元台湾総統)が死去してはや1か月になろうとしている。この間、李登輝氏といかに交流があったかを誇示する人たちが続出した。しかしその大半は、握手しただけの政治家の自慢話にはじまり、集団インタビューの一員として参加 […]

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混迷のマレーシア野党共闘、三文芝居に似た結末も

 どの国の政治家も他人を値踏みし、少しでも自分の得になると判断すればすり寄り、敵とわかれば遠ざけるか失脚させようと画策するか、であろう。一票を投じてくれた国民の目の届かないところで、味方と敵に色分けし、陣取り合戦にのめり […]

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インド都市封鎖、3度目の延長

 インドが新型コロナウイルス感染者数で中国を抜き、中東を除くアジアで最大となった。その数は10万人を超えた(5月19日16時現在、米ジョンズ・ホプキンス大学集計)。  3月25日にスタートしたインドの都市封鎖は、2度の延 […]

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全土封鎖のインド、国民IDで直接現金給付

 近年、目覚ましい経済発展を遂げてきたインドだが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、3月25日から5月3日まで全土封鎖に至っている。13億6642万人(国連、2019年)を擁する人口大国インドには膨大な貧困層が存在する。 […]

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